1.減給の金額・期間について理由と根拠はなにか
日本共産党の森本真です。
日本共産党神戸市会議員団を代表して、ただいま上程されました第103号議案「特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例及び神戸市職員に対する期末手当等の支給に関する条例の特例に関する条例の一部を改正する条例の件」について、市長に対して質疑します。
お伺いしたいのは、この議案に書かれている特別職の減給の理由と金額・期間の根拠をはっきり述べていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
以上、答弁をお願いします。
●久元市長は、1月31日にヤミ専従問題の第3者委員会の最終報告うけてから、予算記者発表まで、一週間、議会に対しては2週間近く、なぜそれまで、公の場で謝罪しなかったのでしょうか?お伺いします。
●ヤミ専従問題の2月6日の職員処分会見に姿を見せず、コメントで済ませたのか?
これまで、議会答弁やブログなどで、市長には責任あると、言っておきなが、一度も謝罪しませんでした。
2月8日の予算発表の冒頭にすこし話(4分間)をしただけで、そのあと華々しい予算発表をおこない、マスコミの報道に、謝罪会見を目立たなくしようと姑息な手段をとったのですか?
せめて、自らの処分条例案が公開されたときに、会見なり、議会「全議員総会」なりに、あなた自身の言葉で謝罪しなかったのですか?
●いったい、この問題の重大さ・重さを市長はどのようにお考えになっているのですか?
職員、しかもご自身や副市長、局長も含め190人以上の処分を出した痛恨の思いとご自身の責任を少しでも感じておられるなら、岡口副市長に記者会見を任すなんて絶対にできないと思いますが、いかがですか?
●市長、あなたは、この問題について、どのように言ってきましたか?
「第3者委員会の見解を以外述べてはいけないということにはなりません。ヤミ専住がなぜ生まれたのか、この泉源を考えるんだ」と訳のわからないことまで考えていたじゃないですか。
それなのに最終報告がでたら、これに対してなんの分析もしなければ、反省もしない。
いったいどういうおつもりですか。議会にも市民にも言わないで、岡口副市長にまかす、そんな些細な内容だと思っているんですか?
●最終報告では、職員団体(労働組合)が、「神戸市組織図」には記載されない、「職員団体(労働組合)部局」とでも呼ぶべき役割を果たしていたと書かれています。
阪神淡路大震災後の財政再建を口実にした、約7000人の職員削減について、大幅な人員削減を円滑に実現するためには、組合の協力が必要だった。
そして、前委員長は、その局長として君臨し、法律上限超えた専従許可や、退職派遣制度を産み出し、委員長を退任したあとも特別室をつくり院政をおこなっていたことなど違法・脱法の数々を行なってきた。それが、当局主導かつ組織ぐるみでやってきた。これがヤミ専従の本質ではありませんか?、
●議会にも市民にも自らの関与について謝罪も説明もなく、減給の議案だけあげるなんて、議会も市民もあきれています。
報告書では、神戸市長選挙において組合の推薦を得て当選した市長であれば、久元市長も含め誰でも、厳しい姿勢で臨むことが困難であったことが、日常的な違反が継続してきた「大きな背景要因」と指摘しています。
市長選において神戸市内有数の人的組織である市職労の推薦を受けることは、選挙戦を戦う上では非常に大きな要素占めていた(とみるのが相当である)ということです。
このことについて、市長自身はどうお考えですか?
●久元市長就任後(2014年)に実施された市職員アンケートで違反行為を勇気を出して告発した職員の気持ちを無視し、何ら有効な指示ないし措置を講じてこなかったことに「相当の管理監督責任を免れないと」指摘しています。
このことについては、市長自身はどうお考えですか?
●久元市長は、減給について、神戸新聞には「全額でもよかった」と述べています。
それがなぜ、減給30%3ヶ月になったんですか?
全額が相当とお考えなら、市長就任後にひるがえって、全額返したらいいんじゃないですか?この問題の責任者は、久元市長・あなたご自身ではありませんか?
●自分はまったく関係なかったという態度で、報告書が指摘している管理監督責任をとろうとしない。前行政局長は、責任をとって監査をお辞めになりました。
久元市長もお辞めになるべきではありませんか?
●岡口副市長の責任は?
①さらに、報告書では、人事に携わる職員の関わりが今回の状況をつくったとされています。行財政局の人事担当者に重い責任があるとされています。
記者会見でも岡口副市長は人事担当職員当時から「ヤミ専従」の存在を認識していたと会見しています。 岡口副市長は知っていたんですよ。なんで減給が市長より低いんですか。
②市長は職員アンケートから上がってきた労組幹部のヤミ専・厚遇等を見て見ぬふりをし、岡口副市長は無くなったといいながら、実はヤミ専従を選挙協力も含めて温存し続けていたということです。
③岡口副市長については、職員からのあがっていた港島問題を2年間も放置し、今回のヤミ専問題でも同じことが起きています。
まだ、側近として置いておくのですか、任命権者である市長は、岡口副市長をやめさせるべきではありませんか。
●歴代市長について、管理監督責任は?
報告書では、歴代4市長(宮崎、笹山、矢田、久元)について、管理監督責任があると断定しているが、その対応はどうされるのですか?
矢田前市長は、久元市長と同じ減額と言っていますが、久元市長は2期5年、矢田市長は3期12年。
さらに、報告書では、退職者制度の悪用をあみだした時の市長ですよ。
「これだけ処分されているから匹敵する対応だ」と言われているようですが、あなたの甘い処分が悪影響を与えているのではないですか?
最後に
ヤミ専従自体、絶対あってはならないことです。
しかも、今回第三者委員会の最終報告では、神戸市が主導し、労使共同で長きにわたって組織ぐるみでおこなわれていたこと、久元市長も含め歴代市長も深く関わっていたことが明らかになりました。
久元市長自身の関与について議会や市民の謝罪・説明もなく、議案だけ姑息に上程するなどもってのほかだと申し上げるとともに、
報告書の最後にかかれていますが、職員団体(労働組合)の存在意義、正当な組合活動までが過度に制約されることのないよう、市民に対して説明できる真に適正かつ健全なな労使関係の構築を期待して、質問をおわります。
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